技術系女子学生の継続的なキャリアデザイン-ライフサイクルを視野に入れた支援プログラムの構築- 文部科学省 平成19年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」採択
学務部教務担当の村尾(^-^)です。
7月も中旬となりましたが、まだうっとうしい梅雨が続いています。でも、梅雨明けまであともう少し、今年は暑い夏となるのでしょうか?
さて、北半球の日本は夏の季節ですが、南半球では「冬」まっただ中です。
今回はその南半球でも、最も過酷な厳冬期の南極大陸で、産卵・子育てを行っている皇帝ペンギンについてお話します。
皇帝ペンギンは、海岸から100㎞も離れた場所(「営巣地」と言います。)まで歩き、そこで産卵をします。海岸近くを避けるのは、天敵であるヒョウアザラシから逃れるためとも、産卵・子育てを行う氷原が融けてしまうからともいわれています。
そして、南極の厳冬期、気温はマイナス数十度まで下がるという厳しい気候のなかで産卵と子育てを行うのです。
その過酷な状況下、繁殖の相手を見つけ、産卵にいたるのですが、そこからが大変なのです。
まず、オスの皇帝ペンギンが2か月の間、飲まず食わずで卵を温めるのです。
その間、メスは何をしているのかというと、遠い海までてくてく歩いて、エサをとりに行っているのです。海で充分にエサを食べ、お腹に食べ物を蓄えたメスは、再び歩き始め、営巣地にたどりつきます。
メスが帰ってくる頃には卵が孵化し、ヒナが誕生しています。ここで、メスはオスからヒナを受け渡してもらうのですが、受け渡しを素早く行わないとヒナは寒さで凍え死んでしまいます。
メスは、お腹の中の食べ物を吐き出してヒナに与え、子育てをします。
無事、ヒナの受け渡しを終えたオスは、メスにヒナを預け、空腹のまま、長い道のりを海まで歩いて行くのです。
オスも同様に、海でエサをとって、満腹になると営巣地へ帰っていくのです。
このようなことを、くりかえしていくうち、ヒナは大きくなっていきますが、ある程度まで大きくなった段階で、オスとメスが一緒に海へエサをとりに行くようになります。
残されたヒナたちはどうしているかというと、寒さや天敵から身を守るため「ヒナ」だけで互いにからだを寄せあって生活します。
徐々に氷が融けて海までの距離が短くなっていき、「ヒナ」の羽毛が生え換わり成鳥の羽毛となる頃には南極にも夏がきます。
そして、エサの豊富な夏の海へ、皇帝ペンギンは親子ともども泳ぎだしていくのです。
なぜ、皇帝ペンギンは厳しい季節に産卵・子育てを行うのでしょうか?
厳しい冬期の間、体力のある親が離れた海までエサをとりに行ってヒナを育て、エサの豊富な夏期にヒナが巣離れできるように調節しているのだといわれています。
さて、以前、バブル崩壊後の景気悪化の際に、現在と同じように就職難となりました。
その際、厳しい就職活動をくぐり抜けた新入社員は、バブル期に入社した者よりも「ねばりがある」とか「困難な状況に強い」といった話を企業の方からお聞きしたことがあります。
就職活動も、皇帝ペンギンの子育てと同じように、困難な時(就職難=厳冬期))につらい活動(就職活動=産卵・子育て)を乗り切ってこそ、自分に力をつけることができるのではないかと思います。
皆さんも、就職活動が厳しい状況とは思いますが、皇帝ペンギンのよう厳しい状況を乗り越えていってください。
最後に、皇帝ペンギンではありませんが、私が撮ったペンギンの写真を紹介します。
皇帝ペンギンと同じ南極に生息しているキングペンギンで、長崎ペンギン水族館で撮影した写真で、わたし的にはベストショットと思っています。
ところで、皇帝ペンギンは日本の水族館や動物園ではごく限られたところでしか見ることができません。
一つは名古屋港水族館、もう一つは南紀白浜アドベンチャーワールドで、いずれも広島からは遠く離れたところなので、気軽に見ることはできないので、お勧めの映画をご紹介します。
2005年公開の映画「皇帝ペンギン」です。本屋さんや通販のサイトでも取り扱っていますし、レンタルビデオでも貸し出しを行っているので興味を持った方は是非とも見てください。
この映画「皇帝ペンギン」のフランス語の題名が「La Marche de l'empereur」というので、今回のブログのタイトルとしています。
キングペンギン(長崎ペンギン水族館にて撮影)