建築資材のリユース研究センター

センター長/教授 佐藤 立美(さとう たつみ)
工学部 建築工学科

センターの概要

主たる研究分野

  • 既存建築物のリムーブ
    (リユース資材取得のための精密解体)
  • 建築資材のリユース(再使用)
  • 建築資材のリサイクル(再生利用)

研究概要

資源循環型社会の構築に向けて、建築産業におけるリユース市場を確立するための条件整備を目的としています。これらの結果は、広島市の提唱する「ゼロエミッションシティ」の実現に寄与するものと考えます。

今年度の主たる研究活動として行った、リユース実現(リユース資材取得)に向けた既存木造民家のリムーブ、リユース実験は以下。

リムーブ実験

リムーブした既存木造民家は、築14年の木造2階建て民家である。(表-1)

精密解体により、基礎、地中浄化槽、駐車場のアスファルト舗装以外は、全てをリムーブの対象とした手解体を試みた。(木質資材のゴミ処分を0とした)

手解体費用は機械解体に比べ約30%増となった。

リムーブ実験結果

内壁、天井に使用されていた木質下地材などの部材断面積が小さく剛性も小さかったことと、接着剤の多用により解体の際の損傷確率が高いことがわかった。

結果として、部材断面が約10cm2以上であればリムーブ可能であり、木質資材の70%をリユース資材として取得することが可能である。リユース資材以外はすべてをエネルギーリサイクル資材として活用している。

リムーブ資材のリユース実例について

例1.15の休息所の建設資材としてのリユース
軸組材、建具・サッシ、バスタブは連用した。

例2.建具の化粧板材を簾の子にリユース
材質、寸法のそろった小断面木材の使用例

例3.Do it your self Kitの製作(10の庵屋)建築学生の教育実習として、組み立て解体可能な建家キットを設計、製作した。接合は全てボルトのみであり、設計図に基づいて組み立て、解体も可能。所要時間は組み立てに1日、解体に半日である。

表-1:既存木造民家の概要
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表-2:解体工程と延べ時間数
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図-1:既存木造民家の解体状況
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表-3:木質リユース資材の取得率
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図-2:リムーブ資材のリユース実例
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