センター長/教授 中西 助次(なかにし すけつぐ)
工学部 機械システム工学科
ジルコニア溶射材はボイラー・タービンなどの主装置が発するふく射熱からそれらを制御するシステムを保全する熱遮へい板(TBC)として用いられています。ところが、装置の起動・停止による加熱/冷却の繰返し(熱サイクル)によって、溶射皮膜がはく離を起こし(図2参照)、熱遮へい効果が損なわれるなど重大な問題となっているのも事実。しかし、それをその場で直接測定することは不可能です。
そこで本研究では、熱衝撃をうけた溶射材に一定の引張荷重を加え、そのときの表面ひずみの大きさおよびひずみの分布形態〔図3参照〕を調べ、そのひずみ値から定性的に熱衝撃損傷率を評価する方法を提案しています。
皮膜が完全にはく離した場合のひずみに対する各サイクルでのひずみから損傷率φを算出